設置条件

設置条件

設置場所について

エアコン本体は水平に付けられ、かつ重量を十分に支えられて、騒音や振動がでない場所へ据え付けてください。据付場所に余裕があるときは、周囲のスペースをできるだけ広くとってください。
 

  • 天井の高さは2.4メートル以内(据付高さは 床面から1.8m~2.3mが目安)
  • 吸込口、吹出口付近をふさがない場所
    ・吹出し部分にカーテンレール等の障害物がないか確認してください。
    ・吹出口が住宅用火災警報器(煙感知式)から1.5メートル以上離れているか確認してください。
  • 近くに熱や蒸気、油煙(調理場や機械工場など)の発生がない場所
  • ドレン排水が容易にできる場所
    ※ドレン口は溝(生活排水)近辺への設置はなるべく避けてください。
  • 出入り口の扉の上は避け、電源(専用回路)に近い場所
    ※延長コードは使用しないでください。
  • 冷風・温風が部屋全体に行きわたる場所
  • エアコン本体と電源コードは、テレビ、ラジオ、無線機および、そのアンテナケーブル線、蛍光灯※1より1メートル以上、電話器から2メートル以上間隔をとれる場所。
    ※1:電子点灯方式の蛍光灯(インバーター・ラピッドスタート式など)の近くにエアコンを設置する場合は、リモコンの信号を受け付けないことがあります。

コンセントについて

エアコンに使用するコンセント形状は、お使いの機種により異なります。たとえば、家庭用の単相200Vは、単相100Vよりもより大きな電力を必要とするエアコンに使用します。誤って差し込んでしまうことがないよう、それぞれのコンセント形状は異なります。
もし設置場所に適切な形状のコンセントがない場合は、コンセントの取替え・増設工事などが必要になりますので、電気工事の専門業者までご相談ください。
*屋内の電気工事には、第二種電気工事士の資格が必要です。

また、エアコンは消費電力が大きく他の家電製品と同時に使用した場合、ブレーカーが作動したり火災や感電のリスクがあるため、専用のコンセントが必要です。

単相100V用(100V15A)

  • プラグ形状:平行型
  • コンセント形状:縦の穴がふたつ並んでいるタイプ

単相100V用(100V20A)

  • プラグ形状:アイエル(IL)型
  • コンセント形状:ふたつの穴のうち、いずれかがエル(L)字に曲がっているタイプ

単相200V用(200V15A)

  • プラグ形状:タンデム型
  • コンセント形状:3つの穴が開いているタイプ

単相200V用(200V20A)

  • プラグ形状:エルバー型
  • コンセント形状:3つの穴が開いていて、どちらか片側がエル(L)字のタイプ

専用コンセントについて

運転開始時の電流(始動電流)が大きい製品(エアコンなど)は、他の電気製品と併用した場合、過電流の発生によりブレーカーが作動したり、出火に繋がる恐れがあります。
そのため、安全性を考慮し「エアコンの専用回路の設置を必須」としています。
*内線規程(電気設備の保安のための規程)では、10Aを超える据置型大型電気機械器具には、専用分岐回路を設けることが定められています。エアコンの多くは、この「10Aを超える据置型大型電気機械器具」に該当します。

〇電源は、必ずエアコン専用回路(専用ブレーカー)のコンセントを使用する。